ビジネスモデルキャンバス とは?
1枚のシートで事業の全体像を可視化するフレームワーク
9つのブロック(要素)を使って、「誰に、何を、どうやって提供し、どう収益を得るか」をシンプルに整理できるツールです。

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特徴
- 視覚的: A4用紙1枚で全体を俯瞰
- 共通言語: チームで議論しやすい
- 柔軟: 何度でも書き直して改善可能
スイスの起業家アレックス・オスターワルダーが開発し、世界中で使われています。
構造ブロック
顧客セグメント(Customer Segments)
説明: ターゲットとする顧客層や市場セグメント
例: Netflixの場合 – 映画・ドラマ好きの個人ユーザー、家族向けコンテンツを求める家庭
価値提案(Value Propositions)
説明: 顧客に提供する価値や解決する課題
例: Netflixの場合 – いつでもどこでも視聴可能、豊富なコンテンツライブラリ、オリジナルコンテンツ
チャネル(Channels)
説明: 顧客に価値を届ける方法や接点
例: Netflixの場合 – ウェブサイト、スマートフォンアプリ、スマートTV、ゲーム機
顧客との関係(Customer Relationships)
説明: 顧客とどのような関係を構築・維持するか
例: Netflixの場合 – セルフサービス、AIによるレコメンデーション、カスタマーサポート
収益の流れ(Revenue Streams)
説明: どのように収益を得るか
例: Netflixの場合 – 月額サブスクリプション料金(複数のプランあり)
リソース(Key Resources)
説明: ビジネスに必要な重要な資源
例: Netflixの場合 – コンテンツライブラリ、配信技術、データ分析能力、ブランド
主要活動(Key Activities)
説明: ビジネスを運営するための重要な活動
例: Netflixの場合 – コンテンツ制作・買付、プラットフォーム開発、マーケティング
パートナー(Key Partners)
説明: ビジネスを支える重要なパートナーや提携先
例: Netflixの場合 – 制作スタジオ、コンテンツプロバイダー、ISP(インターネットプロバイダー)
コスト構造(Cost Structure)
説明: ビジネス運営にかかる主要なコスト
例: Netflixの場合 – コンテンツ制作・ライセンス費用、技術インフラ費用、マーケティング費用
基本的な流れ
【右側】顧客価値の創造
価値を「誰に」「何を」「どうやって」届けるか
顧客セグメント : 誰に届けるか?
↓
価値提案 : 何を届けるか?(核心)
↓
チャネル : どうやって届けるか?
↓
顧客との関係 : どう関係を築くか?
↓
収益の流れ : どう収益化するか?
【左側】価値創造の仕組み
価値を実現するために「何が必要か」
リソース : 何が必要か?(資源)
↓
主要活動 : 何をするか?(活動)
↓
パートナー : 誰と組むか?(協力)
↓
コスト構造 : いくらかかるか?
全体の流れ:
右側(収益) と 左側(コスト) のバランスが取れていることが重要です。
- 右側で生み出される収益の流れ
- 左側で発生するコスト構造
この差が利益となります。
中心の価値提案から始めて、右側(顧客側)と左側(リソース側)を同時に設計していくのが効果的です。

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